【アルスタジオ導入校の声①】東京コミュニティスクールの先生よりいただきました

アルスタジオ導入校TCS (1)

アルスタジオを現在ご利用いただいている【東京コミュニティスクール】の先生から、導入後の感想をいただきました。

東京コミュニティスクールでは、現在ITの授業で初等部(6歳~12歳)向けにアルスタジオをご利用いただいています。

今回は、アルスタジオを使った先生目線の感想や子ども達のようすなど、詳しく紹介していきます。

アルスタジオを使用している環境

東京コミュニティスクールとは

東京コミュニティスクール(以下、TCS)は東京都中野区にある小学生と幼児(3歳から12歳)を対象とする全日制のマイクロ・スクールです。

与えられらた知識を記憶するという従来の教育よりも、粘り強く新たな概念を探究し、未知の問題を解決していく感覚を磨いていく学校です。

さらに、その問題に対して主体的に関わっていく発言力と行動力、そして新たな価値を創造し続けていく力を、スクールの学びの環境を通じて身につけていくことを目標としています。

子供と大人が共に学び続け、創造し続けるコミュニティです。

>>東京コミュニティスクール公式サイト

アルスタジオの感想をいただいた先生

アルスタジオ導入校TCS (5)
役職・担当:初等部教員
小野 健太先生

大学では化学を専攻。中学・高校の教員免許を取得し、大学卒業後は青年海外協力隊(現:JICA海外協力隊)の理科教育という職種でウガンダ共和国へ派遣。理科だけでなく数学やICT教育にも携わる。帰国後は環境調査の会社に就職するが、多様な学びについて興味をもち、独立。「あふ理科のお兄さん」として日本やアフリカに理科や算数の楽しさを広めるために活動を行う。探究という分野に触れていく中でTCSと出会い、現在に至る。

>>東京コミュニティスクール公式サイトより抜粋

ITの授業でアルスタジオを使用

TCSでは、ITの授業があり、現在、低学年はiPadを使用し、高学年はMacBook Airを使用して学んでいます。

各学年は7〜9人ほどで、基本的には学年ごとで授業を行っています。

次のような、3つの分野で単元を定めて、それぞれの観点から学んでいきます。

  • コンピュータを理解し、効果的で正しい活用法を学んでいく「Utility」
  • 表現のクオリティを高め、レパートリーを広げていく「Multi-media」
  • 論理・計算・情報の3つの要素を学んでいく「Programming」

現在、「Programming」の単元で、アルスタジオを使用して授業を行っています。

アルスタジオを導入した理由

アルスタジオ導入校TCS (2)

他の教材と比較する中で、子ども達の作品の管理と記録のしやすさ、作品やスキルの評価のしやすさがアルスタジオ導入のポイントになりました。

同様のビジュアルプログラミングを行えるものだと、個別のアカウントか個別の端末でしか記録できず、教師側が子ども達それぞれの進捗や内容について確認するのが手間でした。

アルスタジオでは教員のアカウントから子ども達の作品をすべて確認することができます。

また、それぞれの作品について、どのプログラミングスキルを、どのレベルで使えているのかを点数化できる【スキル評価システム】があります。

アルスタジオ導入校TCS (6)

子ども達のプログラミングスキルを評価することは、教員にとって難しいものでした。

そのため、【スキル評価システム】を、子ども達のプログラミングスキル評価の一つの指標として活用しています。

アルスタジオを使った授業の感想

アルスタジオ導入校TCS (4)

先生から見た使いやすいポイント

一番使いやすいポイントは、教員がそれぞれの生徒の作品を閲覧することができる点です。

これまでは共有してもらうか、それぞれのアカウントの中をみたり、個々のデバイスを確認する必要があったのですが、教員アカウントで全体を把握できるのがとてもありがたいです。

また、子ども達の作品の中身をみるだけでなく、教員の画面で編集することができる(子どもの作品には反映されません)ので、子ども達が困っている問題について、自分の画面でも試しながらアドバイスやフィードバックを行うことができます。

こうした姿勢を見せることができると、「どう考えたらいいのか」という部分も共有できるのでいいですね。

特に、オンライン授業をした場合は、子ども達の手元が見れないので、こちらが子どもの見ている画面をそのまま見れることはありがたいです。

こちらが画面共有をして、子ども達にどう操作しているのかを示す時にも役立ちました。

授業中の子ども達のようす

アルスタジオは日本語でわかりやすく操作できる仕様になっているので、子ども達が操作において戸惑う場面はほとんど見られませんでした。

他の学年の子が作成・公開した作品を見ることもできるため、自分と違う視点に触れるきっかけにもなっていました。

また、他の作品で遊ぶことで「自分の作品も遊んでもらいたい」という考えも生まれ、積極的に公開する子も出てきました。

レベルの高い作品をみて「どうやって作ったんだろう」とすぐに中を見ることでき、「こうやっているのか!」という発見につなげることもできています。

教員が作った作品ももちろん追加することができるので、まさにお互いの作品を見て刺激し合っています。

また、タブレット用に、タッチで操作できるような教材もあるので、端末に依存せずプログラミングに取り組めています。

今後のアルスタジオの活用について

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基本的に「Programming」の単元では、アルスタジオを教材として、引き続き使用していこうと考えています。

これまで生徒が作った作品も継続して残せるので、今後は教員が準備したものだけでなく、そうした作品を教材として示すことができそうです。

 

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