マインクラフトで作物を実験!AIで現実と比べる探究型レッスン

こんにちは!キッズプログラミング・AI教室【アルスクール】オンライン校のちなたつです!

今回は、アルスクールで行っている教育版マイクラを使ったマイクラ×探究学習のレッスンの様子をご紹介します。

「ただ遊ぶだけじゃないの?」「ちゃんと学びになるの?」と感じている方にも、レッスンの雰囲気が伝われば嬉しいです。

目次

マイクラの世界でまずは実験してみる

この月の探究テーマは「作物」。

マイクラの世界で、作物がどういう条件だったら育つのか実験してみます。

マインクラフトは一見、ゲームの世界ですが、実は現実の仕組みをもとに作られている部分が多いのが特徴です。

実際に手を動かしながら、「こうすると育つんだ」「これはダメなんだ」、と体験してから考えることで、その後に現実と比べたときの理解がぐっと深まるからです。

子どもたちが決めた“マイクラ実験”が始まった!

この日は、ただ作物を育てるのではなく、みんなで「本当にそうなるの?」を確かめる時間にしました。

講師から伝えたのは、難しい言葉でいうと「仮説検証」。でもやることはとてもシンプルです。

  • こうなるはず!と予想を立てる
  • 実際にやってみる
  • 結果を見て考える

まずは実験エリアに集合し、畑にある作物(小麦・かぼちゃ・スイカ・じゃがいも・にんじん・サトウキビ)から、 「今日はこれを試したい!」と、子どもたち自身がテーマを選びました

子どもたちと考えた実験テーマ

講師からいくつか例を出すと、子どもたちはそこから実験内容を具体化していきます。

  • 日光がないと本当に育たないの?
  • 水がない場所でも育つんじゃない?
  • たいまつとランタン、どっちが早く育つ?
  • 作物はランダムだから、1個だけじゃなくて複数で試したほうがいいよね

「聞いたことがある」「なんとなくそう思う」という感覚をもとに、どうやって確かめるかを考えていきました。

実験① かぼちゃは日光がなくても育つ?

ある子が選んだのはかぼちゃ。

「光がなかったら育たないと思う」という予想から、日光が当たる場所と、上にブロックを置いて暗くした場所で、条件を分けて育ててみました。

また、「周りにモノを置いたらかぼちゃは育つの?」という疑問も出て、実際に試してみる場面も。

結果は、少し育ったけど、カボチャにはならなかったという結果に。

どちらも日光あるなし、周りの壁ありなしで対照実験をしてくれたのがとても良かったです。

実験② かぼちゃとスイカは“交互”に植えると早い?

別の子が持ち込んだのは、 「違う作物を隣同士に植えると、早く育つらしい」というウワサ。

そこで、畑を左右に分けて比較しました。

  • 同じ作物をまとめて植える
  • かぼちゃとスイカを交互に植える

今回の検証では、交互に植えたほうが早いという結果になりました。

さらに「これって他の作物でも同じ?」と、次の問いが自然に生まれていきます。

答えよりも大切にしていること

今回のレッスンで大切にしているのは、正解を知ることではありません。

  • 「本当かな?」と疑問を持つ
  • 条件をそろえて比べる
  • 結果から次の問いを考える

マイクラは遊びに見えるかもしれませんが、実際には探究学習のプロセスが自然に起きています。

ここまでは、マインクラフトの世界で「作物の育ち方」をテーマに、さまざまな実験を行いました。

たとえば、作物をどう並べると育ち方が変わるのか、光が当たらないとどうなるのか、水がなくても育つのか。

マイクラの中では「たしかにこうなった」という結果が、それぞれ見えてきました。

では、ここで一つ疑問が生まれます。

「この現象は、現実の世界でも同じように起こるの?」

次は、この問いを出発点に、AIを使って現実の世界と比べていきました。

マイクラの結果を、AIで「現実」と比べてみる

ここで使うのが、アルスクールで用意しているAIです。

検索サイトで答えを探すのではなく、マイクラで自分たちが実際に試したことをもとに、「これって現実でも同じ?」と、自分の言葉で質問していきます。

たとえば、マイクラでは「かぼちゃとスイカを交互に植えると、成長が早くなる」という結果が出ていました。

そこでAIに、「現実の畑でも、交互に植えると早く育つの?」と質問してみます。

返ってきた答えは、少し意外なものでした。

現実の世界では、作物同士が栄養やスペースを取り合うため、交互に植えたからといって必ずしも早く育つわけではありません。

むしろ条件によっては、成長が遅くなることもある、という説明でした。

「マイクラでは正しかったけど、現実では違う」。

この違いが、はっきり見えてきます。

同じところと、違うところに気づく

他にも、光や水、育つまでの時間について調べていく中で、子どもたちは次のようなことに気づいていきました。

  • マイクラでも現実でも、植物が育つのに日光や水は大切
  • 育ち方は、光や水だけでなく、環境や季節にも左右される
  • マイクラでは育つけれど、現実では難しい条件がある

マイクラの世界は、現実の仕組みを分かりやすく単純化したもの。

だからこそ、比べることで、両方の特徴がよく見えるようになります。

AIは「答えをくれる先生」ではありません

このレッスンで大切にしているのは、AIから正解をもらうことではありません。

マイクラで試して、「なんでこうなったんだろう?」と疑問を持ち、AIを使って調べ、現実と比べて考える。

この流れそのものが、学びです。

ゲームで終わらず、検索で終わらず、「本当はどうなんだろう?」と考え続けること。

アルスクールでは、マインクラフトとAIを使いながら、そんな探究の体験を大切にしています。

次のレッスンでは、プログラミングやレッドストーン回路を使った小麦の自動収穫機作りに挑戦しました。

その様子は、次回ご紹介します。

目次