ケーススタディ共有会を開催しました【アルスパークコミュニティ】

ケーススタディ共有会(2)

アルスパークコミュニティでは、先日プログラミングレッスンの実践例や悩みを共有する「ケーススタディ共有会」を行いました。
※アルスパークコミュニティとは:Scratchを徹底的に学びやすくした教材【アルスパーク】をご利用の方が入会できるフェイスブックコミュニティ。勉強会やケーススタディ共有会を定期的に開催。

こちらの会では、実際の悩みや、解決のためのアドバイスをたくさん出しあうことができ、とても充実した内容になりました!

今回は、そんな「ケーススタディ共有会」の様子をご紹介します。

目次

女の子がもっとプログラミングに興味を持つには

相談①
男の子に比べて、女の子はプログラミングに熱中しにくい。女の子がもっと興味をもつにはどうしたらいいか。

アルスクール村野
低学年の女の子の場合は、ストーリーにそったものだと熱中しやすいです。アリエルのワールドを作るとか、その子が好きな物語と絡めてプログラミングを取り入れるといい。レゴ社も女の子に売るのに苦労したが、ストーリー性をもったものを作り、ヒットしたと聞きました。
A先生
うちの教室では、ドット絵を描くツールが流行っています。イラストを描いては、どんどんアルスパークに公開しています。自分の作ったキャラでストーリーを作っていますよ。
アルスクール村野
デジタルイラストを描くツールなら、【Procreate】や【アイビスペイント】を使っています。子どもたちが簡単に可愛いデジタルイラストを描けるので、レッスンで使う子も多いです。
A先生
女の子は、プログラミング検定を目標にしている子もいます。女の子は、ガイドを求める子・表が好きな子が多い印象。そのため、できたコードにチェックして、表を埋めていくことで達成感を得ているようです。

まとめ

  • 女の子は、ストーリー性のあるものに興味がある子が多い。
  • 自分で描いたデジタルのキャラや背景を使うと、プログラミングにも熱中しやすい。
  • 習得したコードを一つずつ表で埋めていくことで達成感を得る子もいる。

子ども達のプログラミングレベルが分からない

相談②
「どんなレッスン動画をやりたい?」と聞き、レッスンをしている。子供たちはそれぞれ好きなレッスン動画をやっているので、どんなレベルになっているのか分からない。

アルスクール村野
アルスパークマニュアルの中に、「学びの樹形図」というものがあります。 こちらに沿ってやると、どのレベルにいるか分かりやすいです。
学びの樹形図
アルスクール村野
現在、こちらをさらに見やすくした「学びのマップ」を作っています(現在完成ずみ)。学びのマップには先生向けと子ども向けがあります。
ケーススタディ共有会(3)
ケーススタディ共有会(4)
アルスクール澤本
とはいえ、現状、初級の子が上級のレッスン動画にも挑戦したくなるような構成なので、初級・中級・上級でページを分ける予定です。(対応済み)
B先生
レッスン動画をある程度やったら、自由創作をやらせた方がいいのでしょうか?
アルスクール村野
レッスン動画を写してやっているだけの子は、絶対に自由創作をやらせた方がいいです。
それに対して、レッスン動画をやっていても勝手に色々カスタマイズしちゃう子は、試行錯誤して定着しやすいのでそこまで必要ないです。

まとめ

  • 「学びの樹形図」「学びのマップ」を使うと、どのステップでやればいいのか、レベルはどれくらいか分かりやすい。
  • 自由創作するタイミングは、その子の学び方によって変わる。

何を作りたいかを最初から自分で考えさせるのは難しい

相談
プログラミングのテキストを写経をさせたくはないが、いきなり自分で作るものを考えさせるのは難しいです。ある程度理解してからじゃないと、先に進まないです。

アルスクール村野
最初の半年くらいは、テキストにそった方がやりやすいです。ただ、「キャラは自由に変えていいよ」「大きさや数字を変えてみよう」のようにカスタマイズさせるといいです。
A先生
Scratchのスキルをレベル別に表を作っています。あるスキルを達成できたらこの表を埋めていきます。あるレベルまで達したら、「これを全部使って自由創作をしてみよう!」というレッスンをしています。
ケーススタディ共有会(5)
A先生
難しいゲームを作ろうとした時は、一旦やらせてみます。無理だったら、「あなたか今ここだから、ここのレベルは難しいのよ」と説明しています。

まとめ

  • 最初は、テキストにそってやらせてもいいが、大きさやキャラを変えるなど一部カスタマイズさせるといい
  • ある程度コードを理解したら、それまで習得したスキルを使って自由創作させると定着しやすい。

今後も勉強会やケーススタディ共有会を行います!

ケーススタディ共有会(1)

今回の会では、他にも「スキル評価システムが見やすくなったが、さらに改善してほしい箇所がある」などの相談もいただきました。

スキル評価システムに関しては、現在取り組んでいて、利用者の方々の声を聞きながら随時改善していく予定です。

アルスパークコミュニティでは、アルスパークご利用者様向けに、このような相談会や勉強会を随時開催していく予定です!

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