スクラッチ

スクラッチでゲームを作る方法|おすすめゲーム例

スクラッチ シューティングゲーム (21)

この記事では、Scratch(スクラッチ)ゲーム作り方について紹介します。

スクラッチを使うと、ゲームの他にもアニメーション・ストーリーなど、子どもたちの興味にそった作品をつくることができます。

また、スクラッチによる創作を繰り返すことで、創造性を伸ばすことができると言われています。

 

でも、スクラッチに限らず、プログラミングでゲームを作るのって、難しいイメージがありますよね。

そこで、今回は、初心者向けに、スクラッチの基本的なゲームの作り方を3つのステップに分けて解説していきます

  1. 公式サイトのおすすめゲーム例
  2. ゲームに使う基本的な操作
  3. 簡単ゲームの作り方
  4. 子どもが作ったゲーム例

 

スクラッチのゲーム例【簡単】

スクラッチ ゲーム (19)

それでは、公式サイトにのっているスクラッチのゲーム例を紹介します。

スクラッチの公式サイトでは、他の人が作ったゲームを見ることができます。

「中を見る」をクリックすれば、使っているコードを見ることができるので、ゲーム作りの参考になりますよ。

迷路ゲーム

>> 終わらない迷路(A maze that does not end)

典型的なスクロールなしの2D迷路で、自動で迷路が生成されます。

 

他に、本格的な作品として3D迷路もあります。

>> 3D迷路 NECO CHASER

地図つきで、往年の名作ゲーム「ウィザードリィ」を彷彿とさせます。

 

レーシングゲーム

>> ブレーキがこわれた! Ver.1,1

横スクロール型のレーシングゲームで、ブレーキが壊れたという面白い設定になっています。

>> まっすぐレーシング

こちらは縦スクロール型のレーシングゲームで、名作ゲーム「ロードファイター」のような感じです。

 

知育系ゲーム

>> 国旗を上げよう!

日本ならJPN、アメリカならUSAなど、世界各国の3文字(2文字)表記をスロット形式で当てるゲームです。

アルファベットをタイミングよく揃えることができると、その国の国旗が掲げられます。

マイナーな国々も揃っており、オリンピック開催に向けて楽しく世界各国の国旗を覚えることができます。

このように知育ゲームが揃っていることもスクラッチの魅力のひとつです。

 

スクラッチのゲーム例【本格的】

スクラッチ ゲーム (20)

次に、スクラッチを使った本格的なゲームも紹介します。

マリオ風ゲーム

>> 初代マリオ

おなじみのマリオが主人公の横スクロール型アクションゲームです。

敵キャラはいませんが、往年の名作ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の世界観と動きが非常によく再現されています。

今回紹介したキャラクターの移動や、ジャンプなどのより複雑な動き、アイテムや凝った背景、効果音などを作ってみたいときにも参考になるでしょう。

 

スプラトゥーン

>> スプラトゥーン

イカがインクを撃ち合う人気アクションシューティングゲーム「スプラトゥーン」のスクラッチ版です。

2D世界ながら、キャラクターを移動・回転させながら、世界のいたる所に色を塗って自分の陣地を拡大していくゲームです。

キャラクターや独特のルール、ゲーム性などがよく再現されており、楽しく遊ぶことができます。

 

シューティング

縦スクロール型のシューティングゲームとして、以下の作品がおすすめです。

>> 縦スクロールシューティング「Naglfar」

自分のキャラや敵キャラ、背景、動きなどはまさにシューティングゲームそのものです。

ビームは自動で発射され、対地ミサイルは自分で発射する形式になっています。

シンプルな作りで初心者でもプレイが楽しめるでしょう。

 

著作権は大丈夫?

スクラッチでは、他の人の作品を元に、新たな作品を作ることができます。

リミックス」といいます。

Scratchで見つけたプロジェクトやアイディア、画像などすべてのものは、自由にリミックスできます。同様に、あなたがシェアしたものも、誰でも自由に使うことができます。リミックスするときは、必ずクレジット(元の作者名)を「作品への貢献」として記載してください。

参照:Scratchのコミュニティガイドライン

作品をスクラッチで公開している人は、このリミックス機能があることを知った上で公開しています。

 

次に、マリオやスプラトゥーンについてです。

今回紹介したゲームは、任天堂のマリオやスプラトゥーンをベースに作られています。

これは、二次創作と言い、「著作権のあるものを元に作られた作品」です。

二次創作については、じつは法律的にはグレーゾーンです。

 

ただし、二次創作が著作権に違反するかどうかは、実は会社によって対応が違います。

任天堂では、二次創作について次のように見解を出しています。

Q14. 基本戦略の「ゲーム人口の拡大」と関連して、ファン活動と知的財産の扱いについて伺いたい。近年、任天堂のタイトルを題材にした同人漫画やオリジナルショートムービー、バンド、コスプレ、ウェブサイト、オーケストラなどが活発だが、こういう知的財産、ライセンスを脅かす恐れがある場合は積極的に取り締まるのか、それともファンの活動であるということでそのまま見守るのか。何か方針があればお聞かせ願いたい。

A14.まず、今のお話は非常に判断が難しい側面を持っています。知的財産を脅かす行為をあらゆる面で黙認しますとは、当然申し上げられませんし、一方で当社に好意を持っていただいて何かしただけで、まるで「任天堂は自分を犯罪者扱いするのか」というような対応もまた不適切かと思います。表現の中には、私どもの知的財産の品格をおとしめるような明らかに度を越えたものや、あるいは事実と異なるものと組み合わせてその知的財産の世界観を破壊してしまうようなものも当然ありうるわけです。社会との中で折り合いがつき、私どもの知的財産の品格や価値がおとしめられない表現かどうかというのが、一つの判断点かと思います。

参照:2010年6月29日(火) 第70期 定時株主総会質疑応答_任天堂公式サイト

つまり、「任天堂の作品の品格や価値をおとしめるような表現になっているもの」はNGです。

ただし、任天堂の作品に好意を持ち、ファン活動として二次創作している作品は、すべて著作権違反で犯罪者扱いするわけではないという見解です。

今回紹介したマリオやスプラトゥーンの作品は、ファン活動の一環として作られたものです。

 

スクラッチでゲームを作る方法【基本的動作】

スクラッチ ゲーム (17)

スクラッチを使ったゲームを作るときの動きを紹介します。

今回は、次の6つの基本的な動作について解説していきます。

  • キャラクター・背景を作る
  • キャラクターをしゃべらせる
  • キャラクターを歩かせる
  • キャラクターをジャンプさせる
  • キャラクターを左右に歩かせ続ける
  • キャラクターのジャンプに効果音をつける

 

キャラクター・背景

それでは、キャラクターや背景を作ってみましょう。

まずは動かすキャラクターを選択します。

動かせるキャラクターを「スプライト」と呼びます。

右下の「スプライトを選ぶ」から、使いたいキャラクターを選ぶことができます。

スクラッチ ゲーム (15)

試しに野球選手のバッターのスプライトを選びました。

スクラッチ ゲーム (5) スクラッチ ゲーム (18)

右側のエリアに、選択した野球選手のスプライトが出てきましたね。

このスプライトを動かす場合は、スプライトが選択された状態でプログラムを組んでいきます。

スプライトを選択する以外にも、「描く」から好きな絵を描いて自作の絵を使うこともできます。

 

顔のある棒人間を描いてみました。

スクラッチ ゲーム (4)

それ以外に、ローカルフォルダの画像ファイルをアップロードすることも可能です。

もしスプライトとして使いたい画像があればアップロードして使ってみてください。

 

次に背景を選択します。

背景は最初なにも設定されていません。

ここに背景を設定するには右下の「背景を選ぶ」から背景を選択します。

スクラッチ ゲーム (11)

さきほどの野球選手のスプライトに合う野球場の背景を選んでみます。

スクラッチには最初からたくさんの背景が用意されているので、これを変えるだけでもいろいろな作品のイメージが湧いて楽しめると思います。

スクラッチ ゲーム (16) スクラッチ ゲーム (9)

こうすると、野球場に野球選手がいる状態が作り出せました。

スプライトと同様に、好きな背景を自分で描くこともできますので、自分の好みの背景を作りたい場合は背景作りにもチャレンジしてみましょう

スクラッチ ゲーム (7)

 

キャラをしゃべらせよう

それではゲームを作ってみましょう!

今回のゲームは、最初に設定されている猫(スクラッチキャットという名前です!)を使ってさまざまな動きをさせてみます。

まずはキャラクターをしゃべらせてみましょう。

スクラッチ ゲーム (10)

最初に「旗のブロックがクリックされたとき」のブロックを中央の画面にドラッグします。

次に「こんにちは!と2秒言」のブロックを中央の画面にドラッグし、ブロックを接続します。

「こんにちは!」のところには、お好みのセリフを入れることができます。

また、秒数を変えるとしゃべる長さを変えられます。

旗を押して実行すると、このようにネコのスプライトがしゃべります。

キャラクターのセリフだけでなく、ナレーションとしても使用することができます。

 

キャラを左右に動かそう

次に、キャラクターを動かしてみましょう。

スクラッチ ゲーム (2)

使ったブロックは次の3つです。

  1. 右向き矢印キーが押されたとき
  2. 10歩動かす
  3. 次のコスチュームにする

この3つのブロックを順番にドラッグします。

右矢印キーを押すと、ネコのスプライトが右に移動しますよ。

また、ネコのスプライトのコスチュームが変わり、腕を振って歩いているように見えます。

 

次に、反対方向へネコを動かしてみましょう。

スクラッチ ゲーム (14)

使ったブロックは次の5つです。

  1. 左向き矢印キーが押されたとき
  2. -90度に向ける
  3. 回転方向を左右のみにする
  4. 10歩動かす
  5. 次のコスチュームにする

左方向に動かしたいときは、【-90度に向ける】を使います。

このままだと、ネコは上下逆さまになってしまうので、【回転方向を左右のみにする】も使います。

左矢印キーを押すと、ネコのスプライトが左に移動しますよ。

 

キャラをジャンプさせよう

次に、キャラクターをジャンプさせてみましょう。

スクラッチ ゲーム (13)

使ったブロックは次の5つです。

  1. 上向き矢印キーが押されたとき
  2. y座標を50ずつ変える
  3. 0.5秒待つ
  4. y座標を-50ずつ変える

スクラッチの世界では横方向がX座標、上下方向がY座標で表されています(右方向・上方向がそれぞれプラス、左方向・下方向がそれぞれマイナスになります)。

そのため、上に動かすには「y座標を50ずつ変える」のブロックを使います。

ジャンプさせるので、下にも動かす必要があります。

そのため、「y座標を-50ずつ変える」を加えます。

このままだと、一瞬で上下してしますので、間に「0.5秒待つ」を入れます。

上矢印キーを押すと、ネコがジャンプするのを確認することができますよ。

 

「くり返し」を使って歩き続けよう

次に、ネコの動作を繰り返して、「ネコが左右に歩き続ける」というプログラムを紹介します。

スクラッチ ゲーム (1)

使ったブロックは次の6つです。

  • 旗が押されたとき
  • ずっと
  • 10歩動かす
  • 次のコスチュームにする
  • もし端に着いたら、跳ね返る
  • 回転方法を左右のみにする

プログラムを作っているうちに、同じブロックを何度も繰り返す場合があります。

そのときは、「ずっと」というブロックをよく使います。

「ずっと」の中に、特定の動作を入れることで、動かし続けることができます。

このプログラムでは、旗ブロックを押すと、ネコが左右にずっと歩き続けますよ。

 

効果音を入れてみよう

次に、音を鳴らしてみましょう。

ここでは、キャラクターがジャンプしたときの効果音をつけてみます。

スクラッチ ゲーム (6)

ネコのスプライトから、左上にある「音」のタブを選び、音の種類を選びます。

 

ここでは、「Boing」を選びました。

スクラッチ ゲーム (3)

 

次に、「○の音を鳴らす」のブロックで「Boing」を選び、「上向き矢印が押されたとき」につなげます。

スクラッチ ゲーム (12)

「Boingの音を鳴らす」のあとは、「キャラクターをジャンプさせよう」の章と同じブロックを並べました。

上矢印キーを押すと、ネコがジャンプするときに、同時に音が鳴るのを確認できますよ。

 

簡単ゲームを作る方法

基本操作が理解できたら、次は簡単ゲームを作ってみましょう!

下の記事では、【簡単シューティングゲーム】・【簡単アクションゲーム】の作り方を詳しく解説しています。

「なぜこのブロックを使うのか」など、詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。

スクラッチ シューティングゲーム (46)
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子どもが作ったスクラッチゲームを紹介

スクラッチを使えば、小学生でもおもしろいゲームやストーリーが作れます。

次からは、小学生が実際に作った作品を紹介していきます。

 

アクションゲーム(小5女の子)
矢印キーを使って、コインを取ろう!ヘビに当たったらゲームオーバーだよ。

>>この作品のコードを見る

 

シューティングゲーム(小4男の子)
遊び方:←ボタン、→ボタンでうごきます。 敵が下まで来る前に全部倒せ!

>>この作品のコードを見る

 

クイズゲーム(小5男の子)

下のバーに答えを入力して、点数をためよう!

>>この作品のコードを見る

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